ドライアイ

ドライアイのあらまし

ドライアイは、涙の量が不足したり、涙の成分が変化する事によって、目の表面に傷が生じる目の病気です。(2006年以降の定義では、目の不快感や視機能の異常が伴うという条件が追加されています)。

現在では「ドライアイ」という言葉は広く知られるようになりましたが、今でも自己判断で薬局の市販薬をやみくもに使って、病気が悪化してから眼科にかけこむ患者さんに出会います。目のゴロゴロ、かすみ、充血を感じたら、手間をおしまず一度は眼科で診察を受けましょう。

寄せられた質問

ドライアイの人って多いのですか?

日本でのドライアイ患者数は、推定で800万人(文献:あたらしい眼科11, 1175, 1994)いますが、その中で、ドライアイの治療を受けている患者数は推定200万人と少ない現状です。(社会情報サービス調査データから。参天製薬資料PDF書類もあります)

私は目が乾くと感じています。ドライアイでしょうか?

「かわき目」という名前だけで自己診断をする方も多いのですが、乾きや異物感などドライアイに似た自覚症状でも上輪部角結膜炎やシェーグレン症候群、アレルギー性結膜炎など別の病気が隠れていることがあります。市販薬に頼らず眼科で診察をうけてください。なおHELP! ドライアイネットワークの中にあるクイックチェック ゲーム(音が出ます)で10秒のチェックと質問に答えることである程度、ドライアイの可能性がわかりますので参考にどうぞ。

ドライアイにはどんな検査をしますか?

涙液の量を測ったり、目の表面の乾きの時間を測ったり、目に色素をつけて角膜の傷の有無を調べたりします。

コンタクトとドライアイは関係あるのですか?

コンタクトレンズ使用はドライアイと深い関係があります。
一般的にはコンタクトを使っている人の目では涙液が不安定になる場合が多く、眼表面(角膜や結膜)の一部が乾燥してドライアイとなります。
ハードコンタクト、ソフトコンタクト、どちらでもドライアイは悪化しますが、コンタクトの種類によってドライアイの起きる場所も異なり、さらにソフトコンタクトの中ではHEMA素材かシリコーンハイドロゲル素材かで影響がまったく違います。
一度目の状態を診察してから、どの程度コンタクトが使えそうなのか、コンタクトの種類を変えるかどうかを当院ではアドバイスしています。

ドライアイの治療は点眼だけですか?

「ドライアイだったら、即、点眼治療でしょ?」とひとことで済むわけではありません。
ドライアイの原因は一人一人違いますので、治療方法も、点眼回数だけでなくコンタクトの種類、ケア方法、装用時間、仕事でのパソコン画面位置、タバコの指導、エアコン使用法、まぶたのお手入れ、など患者さんにあわせた生活指導をしています。

ドライアイは治らないんですか?

今のところ、ドライアイの原因をすべてなくしてしまう治療法は無いようです。
でもひたすら点眼を入れ続けるばかりが治療ではありません。仕事の机、コンタクトの種類、など、ほんの小さな生活上の工夫で「こんなに楽になりました!」という成果が生まれる事もあります。正しい診断を受けて、あなたに合った適切な治療をうけることが大切です。